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2008年05月09日:現在の状況...?
週一は何とか死守!
さて,先日のイベントでアフレコが終了していることが報告されていたので,現在の進捗状況も少しは話せるのかなあと思っている今日この頃です.
わりと進んでいます.
ただし,ここからが本当の地獄だ......!
とは言え一つの目安であるアフレコが終わったということは,同時に編集も終了していることを指し示す訳です.
編集前の追い込みがアニメの制作工程の中でも一つの山になっているのは間違いない訳で,それを乗り切ったということがどれだけの精神的安息を与えるかは,現場の人間に聞くとわかるはずです.
勿論,その先にもまだまだ工程はある訳で,工程の進捗状況によっては編集を終了したにも関わらず,まだなにも始まっていないという悪夢もあり得る訳ですが.(コンテ撮で編集を終えたが,原画さんはこれから探していく様な状況)
幸いなことに,無限の住人ではそのような状況には至ってはいませんが,それでもなお厳しいことには変わりなく,実際の作業をされる作画の皆さまにとっては,編集が終わったからなんだ.全然楽に何ねーぞ.むしろここからが本番だボケという意見が出ることは必至です.これぞ集団制作の醍醐味.部署間の闘争です.(なんだそりゃ)
実際問題,あくまで一山を越えたと言うだけでもあるので,これからも大変なことにかわりはありません.すべて色つきでカッティング(編集)が終わっていれば,それはもうすべての作業が一通り終わっているということであるので,後はもう細かいリテイクだけになるのですが,現実はなかなかそう上手く行きません.
実はこの無限の住人,各員の奮闘のおかげで,一話なんかはすべて色つきでカッティングを行ったりしてみたりしたんですが,もっとクオリティをとガンガンにハードルをあげる真下監督は,容赦なんて言葉知らないねといわんばかりにリテイク出しを行う訳です.ですので,真下監督が納得のいくクオリティに達するまで,最初のカッティングから数ヶ月かかってようやく終了した訳です.イベントで上映されたバージョンは最終形のはずです.多分.と言うのは二話の上映を見ながら,真下監督がここだけは......!と泣きのリテイクを出していたからです.
こう書いてしまうとリテイクとは簡単のように思えるかも知れませんが,実際そんな簡単に出していいものではありません.
大げさに言うならば,リテイクカットとは,ミスが発生したカットなわけですから,それは真剣勝負の結果負けたカットでもある訳です.勿論,人にはどうしてもミスをしてしまうことがあるので,リテイクが起きるのは仕方が無いことなのですが,それでもミスだらけという訳にはいかない訳です.例えば,サッカーはミスを前提にしたスポーツではありますが,かといって試合でミスをし続けたらレギュラーにはなれません.それと同じことですね.
現在アニメはデジタル作業になり,セルも無くなりデータになりました.撮影もAfter Effectsなどで行っており,昔のようにセルを一枚一枚フィルムで撮影をしていたという訳ではなくなっています.ですので,物理的作業量の意味では以前ほど,リテイクを出すということのリスク,その重さは軽減していると思われます.(とは言え,現在でもアナログな部分である作画に関しては,その大変さは変わらないのですが)
しかしだからこそ,リテイクを出すという意味を深く考えなくてはいけない訳で,真下監督もその辺りを良くわかっているので,性根を据えてリテイク出しをする訳です.
その監督だけに泣きのリテイクを出すなどということは今までほとんどなかったのですが,それほどにこの無限の住人というタイトルに気合いを入れているという証左でもあります.
まあ,そんな感じで,スタッフ一同鋭意奮闘中なわけです.(無理矢理のまとめ)
